『渡米実業団誌』 (巌谷季雄, 1910.10) p.542-546
○第三編 報告
第二章 電信雑輯
十一月一日華盛頓滞在中、カンサス市商業倶楽部会頭ブランド氏より左の電報に接したり。
「米国人は大に兇徒の銃声に驚かされたり、而も其不幸の大なることを悲むこと切なり。故に吾人の涙を以て諸君の涙と合せ、日本の著名なる愛国者にして大政治家たる伊藤公の死に因りて、日本が遭遇したる不幸に対し、実業団及日本国民に弔意を表す」
右に対し、即日同情に対し感謝に堪へざる旨を返電せり。
○下略
(『渋沢栄一伝記資料』第32巻p.268掲載)
参考リンク
- 都市詳細 ワシントン - 渡米実業団
〔渋沢栄一記念財団 渋沢栄一〕
http://www.shibusawa.or.jp/eiichi/1909/city/c39_washington.html