「渡米実業団」日録

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 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

1909-12-18から1日間の記事一覧

 1909(明治42)年12月18日(土) 日本での報道「渡米団帰る」(東京日日新聞)

『東京日日新聞』 第11863号 (1909.12.18) ○渡米団帰る 米国聯合実業団の招待に応じ、我国実業家を代表して過る八月十九日横浜解纜のミネソタ号にて其の途に上りたる渡米実業団の一行四十九名は、爾後四ケ月に亘りて具に米国の産業其の他の視察を了へ海上…

 1909(明治42)年12月18日(土) 八十島親徳、飛鳥山邸にて渋沢栄一夫妻の見聞雑談を聞き、留守中の報告を為す

八十島親徳 日録 1909(明治42)年 (八十島親義氏所蔵) 十二月十八日 晴今朝飛鳥山邸ニ伺候ス ○中略偖大川平三郎氏其他彼是来客ハアリシモ、男爵及令夫人ニモユルユル御面会ヲナシ、食事乍ラ彼地ノ壮大ナル事共色々ノ見聞雑談ヲモ承リタリ、又留守中予カ主…