「渡米実業団」日録

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 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

1909-11-14から1日間の記事一覧

 1909(明治42)年11月14日(日) 日本への発電「ブライアン氏の演説」(竜門雑誌)

『竜門雑誌』 第259号 (1909.12) p.40-49 △ブライアン氏の演説(デンバー十一月十四日発電) 我実業団一行十三日朝ヲマハに着、知事シヤルレンバーガー・市長デイスルマン氏等の歓迎を受け、直にマツキン新式大電車に乗換へユニオン・パシフイツク鉄道電車…

 1909(明治42)年11月14日(日) 降雪の中、午後7時半にデンバー到着。日本人会主催演説会には聴衆八百余名。渋沢栄一、新聞社などのために揮毫。テキサス方面を視察していた南、多木両夫妻が合流 【滞米第75日】

「デンバー商業会議所」徽章(「紀念牌及徽章」 (『渡米実業団誌』巻頭折込)掲載) 『竜門雑誌』 第273号 (1911.02) p.29-44 ○青渊先生米国紀行(続) 随行員 増田明六 十一月十四日 日曜 (雪)午前三時半オマハ市を発しデンバー市に向ふ、追々ロツキー…