「渡米実業団」日録

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 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

 1910(明治43)年8月23日(火) アメリカへ向け記念品および礼状等が発送される

渡米実業団誌』 (巌谷季雄, 1910.10) p.628-629

 ○第三編 報告
     第十章 残務整理
○上略
      紀念品発送の件
[7月2日より・前略] 八月廿三日横浜発大阪商船会社汽船シカゴ丸にて発送し、同日各受領者へ元団長渋沢男爵より礼状及び通知状を発す。
(『渋沢栄一伝記資料』第32巻p.454掲載)