『渡米実業団誌』 (巌谷季雄, 1910.10) p.443-458
○第一編 第九章 帰航日誌
第一節 船中の上
十二月五日 (日) 晴
左舷遥かに某汽船を見る、然るに二・三日来我船の無線電信機損じて之れと通信する能はず、空しく之を望むのみ。今朝来暖気頗る加はり夏服に改むる者多し。午後喫煙室に総会を開き、横浜着港の際の、荷揚に付ての打合を為す。
(『渋沢栄一伝記資料』第32巻p.378掲載)
参考リンク
- 地洋日記 同[12月]五日 - 巌谷小波著『新洋行土産』上巻 p.252-253
〔近代デジタルライブラリー - 国立国会図書館〕
http://kindai.ndl.go.jp/BIImgFrame.php?JP_NUM=40005900&VOL_NUM=00001&KOMA=141&ITYPE=0