「渡米実業団」日録

情報資源センター・ブログ別館

 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

 1909(明治42)年10月18日(月) カナダ地方農商工業視察のため団員の一部はニューヨークを離れる 【滞米第48日】

渡米実業団誌』 (巌谷季雄, 1910.10) p.264-282

 ○第一編 第六章 回覧日誌 東部の下
     附記 加奈陀分遣隊記事 (田村新吉氏稿)
明治四十二年十月十八日南博士・原博士・渡瀬学士・田村の四氏は、加奈陀地方農商工業視察の為め、分遣隊として紐育を発し、十九日午前七時加奈陀モントリオール市に着す。
(『渋沢栄一伝記資料』第32巻p.232掲載)


参考リンク