「渡米実業団」日録

情報資源センター・ブログ別館

 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

 1909(明治42)年10月12日(火) オクラホマ市三井物産会社出張所より招聘の電報

渡米実業団誌』 (巌谷季雄, 1910.10) p.540-542

 ○第三編 報告
     第二章 電信雑輯
○上略
十月十二日 オクラハマ州オクラハマ市三井物産会社出張所より
  「オクラハマ市の商業会議所は、日本実業団がオクラハマ市を訪問せんことを熱心に希望す、其諾否を承知したし」
との来電ありたるも、右は予定の時間には到底実行し難きこと故、好意を謝して断わりたり。
(『渋沢栄一伝記資料』第32巻p.228掲載)


参考リンク