「渡米実業団」日録

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 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

 1909(明治42)年7月8日(木) 八十島親徳、堀越善重郎夫妻と打ち合わせ

十島親徳 日録 1909(明治42)年 (八十島親義氏所蔵)

七月八日 雨
朝王子ニ至ル、堀越夫妻ト会シ、渡米着衣其他打合ノ為也、婦人ハスベテ盛装ノ場合ハ日本服着用、道中着ニノミ洋服ヲ用フル事ニ決ス
(『渋沢栄一伝記資料』第32巻p.40-41掲載)