「渡米実業団」日録

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 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

1910-04-12から1日間の記事一覧

 1910(明治43)年4月12日(火) 渡米実業団第1回記念会〔4〕 - 渋沢栄一ら、名古屋城・離宮拝観後に中津へ向け出発

渋沢栄一 日記 1910(明治43)年 (渋沢子爵家所蔵) 四月十二日 晴 軽暖 午前七時起床、入浴シ畢テ新聞紙ヲ一覧ス、種々ノ来客ニ接ス、八時過朝飧ヲ食ス、渡米実業団誌ヲ一覧シテ、増田明六ニ要旨ヲ口授シテ編纂ニ注意セシム、又東京ヨリノ電報ニ対シテ、佐…