「渡米実業団」日録

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 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

1910-04-09から1日間の記事一覧

 1910(明治43)年4月9日(土) 渡米実業団第1回記念会〔1〕

渡米実業団一周年記念会 名古屋にて (明治43年4月9日)『渋沢栄一伝記資料』別巻第10 p.111掲載 渋沢栄一 日記 1910(明治43)年 (渋沢子爵家所蔵) 四月九日 雨 軽暖 午前六時半起床、入浴シ後朝飧ヲ食シ、直ニ旅装ヲ理シ、家人ニ留守中ノ要務ヲ訓示シ、…

 1910(明治43)年4月9日(土) (70歳) 渡米実業団記念会 【『渋沢栄一伝記資料』第32巻掲載】

是日、渡米実業団第一回記念会、名古屋市に開催せらる。栄一出席す。爾後毎年記念会開催され栄一出席す。特に大正六年九月二十四日渡米実業団員中物故者追悼法会を上野寛永寺に営み、栄一弔辞を述ぶ。 出典:『渋沢栄一伝記資料』 3編 社会公共事業尽瘁並ニ…