「渡米実業団」日録

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 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

1910-02-02から1日間の記事一覧

 1910(明治43)年2月2日(水) 外務大臣小村寿太郎主催渡米実業団帰朝歓迎晩餐会

渋沢栄一 日記 1910(明治43)年 (渋沢子爵家所蔵) 二月二日 晴 寒 ○上略 六時半外務大臣官舎ニ抵リ、其宴会ニ列席ス、蓋シ渡米実業団ヲ慰労スル為メノ饗宴ナリ、卓上桂総理・小村外務ノ演説アリ、余モ之ニ対スル答詞ヲ述ヘ、夜十時過散会ス (『渋沢栄一…

 1910(明治43)年2月2日(水) (69歳) 外務大臣小村寿太郎、渋沢栄一ほか渡米実業団一行を晩餐会に招待 【『渋沢栄一伝記資料』第32巻掲載】

是日外務大臣伯爵小村寿太郎、栄一以下旧渡米実業団員一同を招きて帰朝歓迎晩餐会を其官舎に開く。内閣総理大臣侯爵桂太郎・農商務大臣男爵大浦兼武臨席、外務・総理両大臣の演説あり、栄一答辞を述ぶ。 出典:『渋沢栄一伝記資料』 3編 社会公共事業尽瘁並…