「渡米実業団」日録

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 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

1909-11-05から1日間の記事一覧

 1909(明治42)年11月5日(金) ピッツバーグ到着。カーネギー鉄鋼所、ウェスティングハウス電機製造会社などを見学。晩餐会の後、カーネギーインスティチュートで開催された音楽会に出席 【滞米第66日】

「ピーツバーグ商業会議所」徽章(「紀念牌及徽章」 (『渡米実業団誌』巻頭折込)掲載) 『竜門雑誌』 第271号 (1910.12) p.29-32 ○青渊先生米国紀行(続) 随行員 増田明六 十一月五日 金 (曇)午前八時五十分ピッツバーグ市に到着す、車内にて朝餐を終…