「渡米実業団」日録

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 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

1909-09-23から1日間の記事一覧

 1909(明治42)年9月23日(木) 渋沢栄一、大工場を見学し「見る多き(ミルオーキー)」と賞賛、公会堂でスカーマン・ヘイネック(E.シューマン=ハインク?)を聴く 【滞米第23日】

渋沢栄一 日記 1909(明治42)年 (渋沢子爵家所蔵) 九月二十三日 晴 冷午前七時起床、入浴シ、畢テ支度ヲ整ヒ、八時朝飧ヲ食ス、後自働車ニテ湖水ニ沿フタル公園ヲ経テアルムス・チヤルマスト云フ鉄工所ニ抵リ場内ヲ一覧ス、構造壮大ニシテ頗ル整頓ス、工…