「渡米実業団」日録

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 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

1909-06-18から1日間の記事一覧

 1909(明治42)年6月18日(金) 小村外務大臣、在日米国大使宛に公文を寄せる

『渡米実業団誌』 (巌谷季雄, 1910.10) p.14-72 [前略] 右 [6月11日着の公文] に対し小村外務大臣は、六月十八日附を以て、在本邦米国大使に対し左の公文を寄せたり。 以書簡啓上致候、陳者帝国商業会議所代表者が、貴国商業会議所の招待に応じたるに付、…