「渡米実業団」日録

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 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

1909-08-29から1日間の記事一覧

 1909(明治42)年8月29日(日) 航海12日目 - 団員総集会開催

渋沢栄一 日記 1909(明治42)年 (渋沢子爵家所蔵) 八月二十九日 曇 冷昨夜ヨリ風強ク船少シク動揺セリ、午前七時起床、入浴シ、畢テ甲板上ヲ散歩シ、又米国史ヲ読ム、八時半朝飧ス、後一行中各分課ヲ設クル事ニ付テ中野・松方・岩原・堀越諸氏ト会話ス、…