「渡米実業団」日録

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 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

1909-08-20から1日間の記事一覧

 1909(明治42)年8月20日(金) 航海2日目 - 団員総会開催

渋沢栄一 日記 1909(明治42)年 (渋沢子爵家所蔵) 八月二十日 曇 冷午前六時半起床、船室内ニテ入浴シ、畢テ甲板上ニ出テ散歩ス、朝来炎熱堪へカタキモ、時々驟雨アリテ涼風来ル、日米ト題スル雑誌ヲ読ム、八時半朝飧ヲ食ス、後又読書シ、又ハ甲板上ヲ散…