「渡米実業団」日録

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 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

1909-08-19から1日間の記事一覧

 1909(明治42)年8月19日(木) 航海初日 - 船内の様子と日課

ミネソタ号の出帆(1909年8月19日) 『竜門雑誌』 第261号 (1910.02) p.12-18 ○青渊先生渡米紀行 随行員 増田明六記 名残の万歳がまだ耳の奥に響く様に思はれるが、船は已に港外に出でたれは、青渊先生及令夫人には船室に入りて軽装に更め、再び甲板に出で…

 1909(明治42)年8月19日(木) (69歳) 渋沢栄一、アメリカへ 【『渋沢栄一伝記資料』第32巻掲載】

是日栄一、渡米実業団一行を率ゐて東京を発し、横浜よりミネソタ号に乗船、シアトルに向ふ。 出典:『渋沢栄一伝記資料』 3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代 明治四十二年−昭和六年 / 1部 社会公共事業 / 3章 国際親善 / 1節 外遊 / 1款 渡米実業団 【…