「渡米実業団」日録

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 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

1909-07-14から1日間の記事一覧

 1909(明治42)年7月14日(水) 米国側準備委員会、各地に通牒「国際貿易は平和の保障」

『渡米実業団誌』 (巌谷季雄, 1910.10) p.14-72 七月十四日、米国側特別準備委員会は、本邦実業家が経由すべき米国各都市の商業会議所に宛て、左の通牒を発したり。右は能く我実業家の渡米に関する、米国側の準備と期待せる所とを表示するものにして且つ如…