「渡米実業団」日録

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 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

1909-06-23から1日間の記事一覧

 1909(明治42)年6月23日(水) 「男爵は快諾せられし由」(渋沢栄一秘書役、八十島親徳の日記より)

八十島親徳 日録 1909(明治42)年 (八十島親義氏所蔵) 六月二十三日 曇雨朝出勤ス、此度五商業会議所ニ対シ米国太平洋沿岸商業会所ヨリノ招待アリタルニツイテ、渡米者人選容易ニ定マラズ、一昨廿一日市内重ナル実業家ガ帝国ホテルニ会シテ、男爵諸会社引…