「渡米実業団」日録

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 今から約100年前の1909(明治42)年、東京・大阪など6大都市の商業会議所を中心とした民間人51名が3ヶ月間にわたりアメリカ合衆国の主要都市を訪問し、民間の立場から、日本とアメリカの経済界を繋ぐパイプづくりに大きく貢献しました。
 この日録では「渡米実業団」(Honorary Commercial Commissioners of Japan to the United States of America)と呼ばれた日本初の大型ビジネスミッションの日々の出来事を、『渋沢栄一伝記資料』に再録された資料等で追いながら、過去に遡る形で掲載しています。

1909-04-15から1日間の記事一覧

 1909(明治42)年4月15日(木) 外務大臣から大阪・京都・兵庫・愛知の各府県知事に公文を発し、勧誘について訓令

『渡米実業団誌』 (巌谷季雄, 1910.10) p.14-72 [前略] 外務大臣は十五日を以て、大阪・京都・兵庫・愛知の各府県知事に公文を発し、成るべく其地方に於て重立ちたる実業家と協議し、米国希望の招待に応ずるやう、勧誘方を訓令したり。而して、其当時人員…